故人の財産

相続を放棄する相続放棄

世の中には学校や親から詳しく教えてもらってないけれど重要なことというものが沢山ありますが、遺産相続に関してもそれがあてはまるのではないでしょうか。
しかし、そんなこととはお構いなしに、ある日突然目の前にそういったものが予告もなく現れて当事者の頭を悩ませるということが往々にしてあります。
遺産相続ときいて、多くの方がイメージするのは「親や親戚の財産を受け取れる」といったことではないでしょうか。

たしかに、この説明は半分ほどあっていますが、これが遺産相続の全てではありません。
遺産相続には様々な取り決めや法律に基づいたルールが関わってきますが、まず知らなければならないことは、遺産にはプラスの財産とマイナスの財産があるということです。
プラスの遺産とは言葉通り、個人の貯金や家などを指します。
それに対しマイナスの遺産とは個人の借金や未納分の税金がこれにあたります。
遺産相続というのはなかなか複雑そうな印象もあり、中には自分は詳しくないからと周りの親族に手続きや進行を全て任せるという方もいらっしゃると思いますが、知らない間に大きな負債を相続ことになっていたということにならないようになるべく相続に関しての話し合いには積極的に参加し、遺産を受け取るか受け取らないかは自分の判断で決めることをおすすめします。

そこで、重要になってくるのが、プラスの遺産よりもマイナスの遺産が多かった場合に相続をしないという選択をすることです。
遺産を全て相続するという意思表示のことを「単純承認」と呼ぶのに対し、遺産を相続しないという意思表示のことを「相続放棄」と呼んでいます。
相続放棄をするためには相続開始を知ってから3ヶ月以内に故人である被相続人の住んでいた管轄の家庭裁判所に申請をし、裁判所の審判後に受理証明書が発行されます。
相続放棄は必ず家庭裁判所での手続きが必要になり、相続の協議をしている代表者に意向を伝えて完了したり、自分で作成した念書のようなものは全く効力がありませんので注意しておきましょう。

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