故人の財産

記事雛相続に関する裁判例

遺産相続には様々な形があり、関わる人の数だけその問題点も多様になってきます。
普段どんなに親族間で良い人間関係を保っていたとしても、遺産相続などのお金に関わる話が出たとたんに今までの関係性が激変し次第に悪化するというケースは珍しいことではありません。
遺産相続が原因で大切な人間関係を失うことがないように過去の相続に関する裁判例を参考に遺産相続前の注意点やポイントを確認しておきましょう。


■裁判例1
遺族間で遺産分割協議を行いその協議成立した後で起こった裁判例ですが、故人の遺産にマイナスの財産である債務があったため、そのマイナス分も含めて共同相続人同士で分割を行ったのですが、その相続人のうち一人がマイナス分である債務の支払いを長い間せず、不公平を感じた他の相続人が「協議した内容を解除したい」という申し立てを裁判所に行いましたが、判決ではその申し立ては却下され全ての共同相続人の債務は引き続き継続となりました。

■裁判例2
ある法定相続人が他の遺族に遺産相続の手続きをほぼ任せたケースで起こった裁判例ですが、最初の時点で故人の遺産状況をしっかり確認せず相続放棄をした受理された後で、やっぱりその相続放棄を取りやめたいと裁判所に申し立てをした結果、その申し立ては却下となり相続放棄を取り消すことができませんでした。

■裁判例3
故人の不動産を相続した相続人が起こした裁判例ですが、被相続人の死後、様々な手続きに追われ多忙を極めていた相続人は相続登記の期限がないことを理由に、相続した不動産の相続登記をしないまま長い期間放置しその後その登記漏れを忘れていました。ところがある日突如現れた第三者がその相続人が相続した不動産を自分のものだと主張しだすという事態が発生したため、相続人が不動産の所有権をめぐって裁判所にその旨申し出たところ、相続登記をしていない故人の名義のままの不動産については相続人の権利が第三者に対抗できないという判決が言い渡されました。

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