故人の財産

遺言書は法律よりも優先される

遺言書という言葉を聞いて皆さんはどのようなイメージを思い浮かべますか?
「TVや小説の中の世界だけに出てくるもの」だったり「財産争いを避けるため大金持ちだけが残すもの」といったように、多くの方が自分にはあまり関係のないものとして感じているケースがよく見受けられます。
たしかに遺言書や遺言状というと、どこか大げさな感じがするという方も少なくないと思いますが、遺産相続の場面ではこの遺言書がとても大きな力を持つとされています。

遺産相続はあらゆる法律のもとに財産分与の割合や相続人が決定されますが、こういった法律で定められたルールよりもときとして強い効力を発揮する場面が遺言書をめぐっては多々あります。
では、まずはじめに遺産相続における遺言書の優先順位を確認していきましょう。
遺産相続においては「遺言」、「遺産分割協議」、「法定相続分」の順番にのっとり相続人が決定されていきます。

それぞれの詳細は以下の通りです。
遺言とは被相続人である故人の意思で誰に遺産を相続するかを生前に書面などに残してあらかじめ決めておくことを言います。
遺産分割協議とは上記の遺言が残っていなかったときに相続人にあたる関係者全員で話し合い、そこで合意をもって分割割合や相続人が誰かを決めることを指します。
法定相続分とは遺言も残っていない状態で遺産分割協議も行われなった場合に法律で定められた基準に基づき相続人や遺産の分割割合が決定されたものを呼びます。

このように遺言とは法律で決められた遺産相続のルールや遺族の方針よりも強い効力を持つため被相続人が亡くなった場合に、この遺言があるのかないのかという部分がとても大きな意味を成してくるのです。
もし、自分の死後に遺産相続をめぐって残された遺族間のいざこざを防ぎたいという場合には遺言書を事前に作成しておくことがよい方法かもしれません。
何事も他人事と思わずに、いざというときのこと考えてあらかじめ心の準備をしておくにこしたことはないでしょう。

Copyright(C) 2013 専門家に相談を All Rights Reserved.