故人の財産

相続はいつから始まるのか

なかなか自分の身にふりかかるまでは無頓着なことというのは世の中に沢山存在しますが、遺産相続もそのひとつではないでしょうか。
遺産相続というと、若い方々のほとんどは人から聞いたりニュースやドラマのなかでよく耳にすることはあっても実際に相続する立場にたったり、知識をしっているという方は案外そう多くはないのではないでしょうか。
遺産相続は法にもとずいて色々な事象が進められていきますが、なかでも遺産相続に関する様々な期日設定が、相続手続きにおいてとても重要な意味を持ってきます。

数多くある期日設定のなかでも、最初の段階から強い意味を持ってくるのが、遺産相続が始まるタイミングについてです。
遺産相続が始まるタイミングといわれても、いまいちイメージできない方も結構いらっしゃると思いますが、法的に定められている「相続の開始」は被相続人(財産の持ち主)が亡くなった瞬間に自動的に発動するとされています。
この相続の開始の瞬間に全ての財産的権利義務が相続人(財産の受け取り手)に継承されますが、仮に相続人が被相続人が亡くなったことを知らなかったとしても、法的にはその事情は全く影響なく全ての権利義務が相続の事実を知らない相続人に移行するということが行われるのです。

しかし、さまざまな事情で被相続人が亡くなったことを何年もの間、知らなかったというケースも出てくることと思います。
そういった場合、遺産相続における様々な期日設定はどのようにかかわってくるのでしょうか。
たとえば、相続人の中で一番重要になる選択肢に「遺産を相続するかしないか」という問題があります。
専門用語では遺産を相続することを「相続の承認」、反対に遺産を相続しないことを「相続の放棄」と呼んでいますが、この重要な決定は相続開始を知ったときから3ヶ月とされています。

ただし、3ヶ月たっても自主的に承認も放棄も手続きしなかった場合は、自動的に相続の承認の扱いとなります。
すると、何らかの事情で被相続人の死亡を長い間知らなかった場合は自動的に相続の承認をしたことになるのかというとそうではなく、あくまでも相続の開始を知ったときから3ヶ月以内に、どちらかの選択をすれば良いとされています。

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